本番前の弾き合い会で得られるものは

子どもの才能が開花する

リトミック&ピアノ

わかば音楽教室 加山佳美です。

日本最大のピアノコンクール

ピティナ・コンペティション

5月末から地区予選が始まります。

3月1日に課題曲の発表。

4期ごとの選曲をして取り組んでいく中で、

「本番前」に人前で弾く機会はとても貴重です。

ピティナ・コンペティションに向けて

弾き合い会を開催しました。

グランドピアノの蓋も開けて、

音の響きを感じてもらいます。

本番前の弾き合い会で得られるもの

本番前の弾き合い会で得られるものをまとめていきます。

人前でもうまく弾けるか「試せるチャンス」

自分の家で弾く

先生の教室で弾く

どちらも「慣れて」います。

本番を想像してみましょう。

  • 慣れていないホール
  • 慣れていない舞台
  • 不特定多数の人が聴いている
  • 審査されている
  • 結果を出したいと思う

「慣れていない環境」でも思い通りの演奏ができるか?!

似た状態を作って

「本番通り」の流れ

弾いてみることをオススメします。

  • 緊張するのか
  • 自分の演奏がどれくらい完成されているか、
  • 自分の演奏が客観的に聴けたか

一つの判断材料になりますよね。

  • 番号を言われて入場
  • お辞儀
  • 椅子や足台・ペダルのセッティング
  • 演奏準備
  • 演奏
  • お辞儀
  • 退場

刺激を受ける

  • 他の人の演奏を聴く経験をする。

【同じ級】

コンペティションでも同じ曲を他の人が

選んでいる可能性は高いです。

そのたびにドキドキしたり、

解釈の違いを感じたり、

実力の違いを感じない経験を積みます。

自分は自分が作ってきた「音楽」を堂々と演奏できるか?

【違う級】

自分より上の級の方の演奏はとても参考になりますね

自分より下の級の方の演奏も「気付き」があると思います。

  • 自分もこの位の時があったな
  • 自分もこのくらいの時を経て今があるな
  • 自分に持っていないものを持っているな
  • しっかりとした音を出している
  • 一生懸命取り組んでいる

そして、自分はどうするか決断する

  • 今までの努力や頑張りが弾き合い会で発揮できたか
  • 満足したか
  • 悔しかったか
  • もっとどうしたいと思ったか
  • 練習は足りていたか
  • 気持ちはどうだったか

気が付く「きっかけ」の機会ということです。

  • なぜドキドキしたのか
  • なぜミスしたのか
  • なぜハッキリ覚えていないのか
  • なぜやりたいことが出来なかったのか
  • なぜ成功したのか

考えて(イメージして)行動する

目標がないと達成できない。

目標をもってどのくらいの気持ちが有った

再確認できる場ということ。

レッスンやご家庭で

いつもどおり先生やお母さんに言われていて

いつの間にか右から左へと

聞き流していないか。

ハッとして欲しい

自覚して欲しい

ということです。

先生や親が

いくら言っても

本人が強い気持ち

綿密な考えを持って演奏しないことには

成功しません。

弾く前の姿勢・心構え

コンペティションへの28つの心構え

をある生徒さんとのレッスンをきっかけに作成し

B級以上の生徒さん、

リピートで出場している生徒さんには

渡しました。

  • 拍子は理解しているか

など

「アタリマエ」のことも含んでいます。

1回言ったことを

次の細かいことに集中して

うっかり忘れてしまう。

そういうことを防ぐためです。

音色、細かいテクニックに注意して

拍子やフレーズが飛んでしまった、

誰が作った曲?

いよいよ今年も始まります。

目標達成に向かって進みます。

本番前にやっておいて

私自身も失敗例があります。

ドレスや本番の服装で演奏してみましょう。

特に腕周りがキツくないか、

動いていて肩のストラップが落ちてこないか。

靴も履いて弾いてみましょう。

ペダルがある方は必須です!

ドレスや服が新しい場合は入場から(歩くところから)試してみましょう。

特に小さな年齢のお子様はどこかで窮屈だったり

自分の嫌いな感触(化繊など)があると集中しにくいです。

注意して下さい。

当日は・・・

当日や前日は・・・弾きすぎない。

親御さんは当日は絶対に怒らない。

「ほら〜だから言ったでしょ」とか絶対にNGです。

集中して力を発揮できるようにサポートしましょう。

保護者へのサポート

先日の弾き合い会では保護者にも同席をお願いし

冒頭で少しお話させていただきました。

練習やレッスンへのサポート。

「本人」だけではどうしても難しいということ。

弾くのは本人、やる気を出すのも「本人」ですが

サポートが有ってのコンクール。

個別に私も連絡を取り合っていますが、全体を通してお伝えする機会が持てたのは

とてもよかったです。

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加山佳美

「わかば音楽教室」主宰。ピアノコース・リトミックコース(グループ・個人)講師。「音楽」を楽しく継続出来る様に個々の成長に添って向き合っています。24年の講師経験から生まれたオリジナルのメソッドでどんな生徒さんでもその才能を開花させ・伸ばしてきました。 そのメソッドを「音楽講師養成講座」でお伝えしていきます。