子どもの伸びる時期、伸びたら環境を揃えるの?ピアノを買う時期、電子ピアノでも良いの?

才能開花メソッド加山佳美です。

子どもの成長過程

ちょっと勘違いしている方が居るのかな?と思い書きます。

子どもの体はだんだん大きくなる部分と
見えなくとも急激に育っている部分があります。

身長や体重、目に見えてだんだんと育っていくイメージですよね。

寝返りが出来たり、歩けるようになったり、

走れたり、、、

〇〇が出来るようになった。

一方、

脳の発達や神経系などの目に見えないもの

「だんだん」ではなく

1歳までに急激にそだち、
3歳までに大人の80%が育ちます。

なので、3歳までの期間にどれだけ良い刺激を受けたか

「思考回路」のような神経回路が決まってしまいます。

子どもの好きなこと・可能性

それと同様、

子どもが何が好きなんだろう?

何を伸ばしてあげればよいのだろう

と考えて

色々試してみる

これが好きなのかな?

これが好きなんだな、
これをやってみよう、
取り組んでいるな、

頑張っているな
上手になってきたかな

あ!すっごい伸びた!
この子、これに才能あるのかな?

よし、これをたくさんやろう!

という親御さんが多いのですが、

これだ!!  と思う

その前、前段階に

実は

たくさん考え、
吸収しようとし
模索し、
考え
想像し

あらゆる感覚を研ぎ澄ましています。

子どもの感覚は敏感です。

結果が出てからではなく

好きなことがすこ〜し見えたときから

環境として
良いこと、良いものを揃えると

その飛躍はぐ〜んと伸び想像以上のものとなります。

はい、

先行投資です。

小さい年齢でピアノを始めた時の楽器はどうしたら良いか

〜〜〜〜〜〜〜

ピアノに置き換えましょう。
音楽が好きになって欲しい
音楽が好きみたい

〜〜〜〜〜〜〜〜

と言うきっかけで

ピアノを習い始める。

  • まだ子ども自身がはっきり好きかどうかわからない
  • いつまで続けるかわからない

と言う思いで本物のピアノを与えなかったとする。

(電子ピアノは楽器ではなく電化製品)

子どもが一番柔軟で
聴覚にも優れている年齢の時に

生の音のする本物のピアノに触れられなかったことで
もう一生育てられないものがたくさんある。

ピアノは弦をハンマーが叩いて音がなります。
他の音とも共鳴します。
倍音、音感、絶対音感などワードだけ少し聞いたことがあるかもしれません。

一方、電子ピアノ、キーボード(流石に当教室には居ません)で鳴るのは
電子音。電卓や携帯電話、電子レンジからなる音と同じ。
ハンマー式の電子ピアノも出てきていますが、
微妙なタッチの差による音の表現の差はいくら頑張っても出ません。

電子ピアノ、キーボードでいくら頑張っても
限界があるということです。

レッスンでは逆にご自宅での感覚と全く違うことを
要求されてしまっては
2種類の弾き方を身に着けなくてはいけなく、
音感や表現力が身に付かない。

子どもにとっては苦労が2倍で
得るものは半分以下です。

一方ピアノでまだ才能も開花していないうちから
触れていたお子様は

ピアノが奏でる音色に魅了され
耳はどんどん良くなり
ヤル気、集中力、向上心も付きます。

微妙な表現、多彩な表現のレベルになったときには
自然に既に身に付いています。

もう一つの方法、

上達したら、
ちゃんと継続したら、
楽器を購入してあげる

と言うお考え。

「何十万円もする本物の楽器を買って辞めてしまってはもったいない」

と言う気持ちはわかります。

*楽器を買ったのに辞めるようなことになる先生は
一刻も早く変えたほうが良いと思います。

(*楽器も買わずにプレッシャーを掛けて
辞めさせている親御さんがたくさん居ます。)

◯年生まで続けたら買ってあげる。
実際にその様なパターンも有りました。

それで絶対に音感がつかないという訳もありません。
電子ピアノのほうが調律が要らなくて
音が狂わないという利点もあります。

幼児期にしか育たない「音感」を育てようとするならば、
幼児期に本物の楽器は必要です。

疑問

なぜピアノを習いに来るのにピアノを用意しないのか?

それは「電子ピアノ」というものが生まれて
それがピアノだと思っているからだと思います。

仕組みも、音も、影響も、メリットデメリットも
全く違います。

「えぇ〜知らなかった」という方は先生に相談して
楽器店にまず見に行く(説明を聞きに行く)と
良いと思います。

楽器店に一見さんでいくと、良い対応をしてもらえない場合が
あります。

先生はいくつか、1つは、どこかの楽器店さんをご紹介してくださりますので
「買わなくても」大丈夫ですので、
専門家からレクチャーを受けてください。

私の教室では

「ピアノが必要なレベルになったら楽器購入を検討をしてください」
とご入会の時に書かせていただいております。

全員にご参加頂いている発表会で
やはり差が出てきます。

「楽しむ」という点では必要ないです。
またリトミックコースの生徒さんはどうすればよいのか?
というと、違う面で音感や音楽能力を高められます。

私の教室でも
3つの楽器店をご紹介できます。

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加山佳美

「わかば音楽教室」主宰。ピアノコース・リトミックコース(グループ・個人)講師。「音楽」を楽しく継続出来る様に個々の成長に添って向き合っています。24年の講師経験から生まれたオリジナルのメソッドでどんな生徒さんでもその才能を開花させ・伸ばしてきました。 そのメソッドを「音楽講師養成講座」でお伝えしていきます。

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