本番に向けての言葉掛け・先生やママの立場

本番に向けて準備すること

千葉市若葉区 子どもの才能が開花する

「わかば音楽教室」 加山佳美です。
ピアノに関る方は、夏はコンクールですね!

日本最大のコンクール、ピティナ・ピアノコンペティションが始まります。

指導者として

さて、「本番」に向けて

指導者としては、

曲の解釈、曲を仕上げる、立ち居振る舞い、

など色々な視点から「指導」していき、

本番の「舞台」で

生徒さんの持つ力が発揮出来る様に様々な工夫をしていることでしょう。

*ここで、まず「曲の指導だけ」している場合は要注意です!!

レッスン以外の環境も整えて

次に、レッスン以外の環境=「ご家庭」での過ごし方も大きく関って来ます。

・練習時間
・練習方法
・モチベーション
・マインド
・目標設定
・最終レッスンから「本番の日」までの持って行き方。

お母さんの立場から

各ご家庭のお考えや、お母様の育って来た環境、
お母様の性格や価値観で決まって来ます。

ヒステリーになっても始まりません。

自分が親なのに、

「なんで子どもを持ち上げないといけないの?」

「子どものほうが言うことを聞きなさいよっ!」

な〜んて思うのも時間の無駄。

コレは上から目線になっている思考です。

「親子」関係も上下で服従関係だと

うまくいきません。

三位一体

「本番」で生徒さんが本来持つ力と、

練習で培って来た力を充分に「発揮」するためには、

だれかが、リードしないと行けません。
統一された考え方が必要です。

「もっと、励まして欲しいのに お母さんが怒っている」
「ネガティブ発言を繰り返している」

など

良く耳にしたり、相談を受けたりします。

先生もお母様も

「子どもについて」の特質を知っておくと良いのです。

または、先生とお母様が綿密に作戦を立てる!

この年齢ではこういうことを感じやすい。
この場合、こう言った方が良いんだな。

私は、児童心理学や発達心理学を授業で取ったり、
良い先生に出会ったりして、
かなり興味を持ち研究しました。

自分が幼少期おとなしくて表現出来ない子だったから ということもあると思います。

ピアノに関する先生、
ピアノを習わせているお母さん
子どもに携わる方、

やみくもに
励ましたり、怒ったり、悩んだりするのは
もう止めませんか?

技術の伝達だけになり、

子どものヤル気が無くなっていってしまうのですね〜。

どんどん進化し、情報も溢れています。

情報を手に入れ、上手く取り入れた人こそが、成功への道を手に入れます!

私は生徒さんのお母様へも「こうしてください」

「もっとこうしてください」

「これはしないで下さい」とお伝えしています。

どんな結果を受け取りたいの?

では、どうすれば良いのか??

「成功のイメージをする」

「成功するイメージを受け取る」

よく、金メダルを取った人がオリンピック前から

『「金メダルありがとうございます」と思っていた』

と聞きます。

それと同じです。

間違えたらどうしよう。

やっぱりコンクールは競争率高いよね〜

人間だから完璧は難しいよね

今まで頑張ってきたよ、うん・・・。

と言う様な

ネガティブな考え

消極的な姿勢では

「成功」が逃げていってしまいます。

「成功」を受け取るルーティンを決めればよいのです。

*練習したから大丈夫

*暗譜もしっかりしている

*本番通りの練習もした

(人前、ドレス、くつ、お辞儀、ペダル)

*今まで練習を積み上げてきた

*曲について充分な理解をしてそれを表現したいんだ

*「緊張」はどこかでやってくる

だって本番だもん。今まで頑張ってきたからこそ

ドキドキする。成功したいから。

「緊張くん」がやってきたら「よぉ〜し来た来た」と思おう。

成功を受け取る覚悟を決めてください。

親が足を引っ張らない

お母さんが心配性

お母さん自身は達成できなかった

などで

どうしてもお母さんのルーティンを我が子に受け継がせてしまうケースもあります。

そして情報が溢れているこの時代。

しっかりとしていないと、振り回されます。

子は親を超えて良いんです。

先生はボーダーを決めない

別記事「ボーダーを決めない」で記載してあります

1に練習2に練習

総合的に「練習」が物を言いますが、

  • どんな気持ちで練習にのぞんでいるか
  • 練習してどんな気持ちか

  • 練習して自分の演奏がどうなったか?
  • どうなりたいから練習しているのか

が分かって練習して欲しいです。

成功へのチェックポイント

  1. コツコツ練習をする
  2. 闇雲に弾いても身体と心が疲れるだけ
  3. 師事している先生の言うことを聞く
  4. YouTubeは参考程度(今どき、手軽に誰でもアップできます。その音源がイイ物かどうかの判断出来ますか?)
  5. 努力出来る環境を作る
  6. 子ども一人に頑張らせない(小学生はまだ一人では無理)
  7. 先生・お母さん・子ども「三位一体」がポイント!
  8. 成功を受け取る準備をして!
  9. 成功を受け取るルーティンをイメージして

これはすぐやめて「NGポイント」

1.否定語で攻める

  「ほらまたミスした〜」

  「何回言っても分からないのねー」

2.過去のことを攻める

  「だから昨日もっと練習しておけば良かったのに」

  「昨年のこと分かっているんでしょうね」

3.お金のことを攻める

「いくらかかってると思ってるの!」

4.負のことを始まる前から言う

「今回突破しなかったらもう最後だからね」

5. お母さんが自分だけはちゃんとやっているという主張

「ママは出来る限りのことをやったからね」

おすすめ図書「本番に強い子の育て方」

本番に強い子の育て方

著者のメンタルトレーナー森川陽太郎さんは

ゴルファーの横峯さくらさんの旦那さんです。

横峯さくらさんを始め、たくさんのプロスポーツ選手を成功に導いています。

最後の最後は本人の強い「気持ち」

準備が整いましたか?

  • 練習量
  • 理解力
  • 練習環境(人・物)

最後は「本人の気持ち」です。

「集中力」と「ヤル気」と「発揮力」って
すこしずつ違います。

漠然としたヤル気が有っても

本番の1回に集中して、発揮しなければ
今までの練習は水の泡。

集中の仕方、
発揮の仕方も

経験や性格、年齢によるかもしれません。

確実に言えることは

本人が意識的に「絶対うまく弾きたい」

「絶対成功したい」

「絶対練習してきた成果をここで出したい」

と強く思っているか。

音楽の本質が見えているか。

最後の最後で

確信を得て「発揮する力」を自覚しながら本番を迎えられたら強いです。

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加山佳美

「わかば音楽教室」主宰。ピアノコース・リトミックコース(グループ・個人)講師。「音楽」を楽しく継続出来る様に個々の成長に添って向き合っています。24年の講師経験から生まれたオリジナルのメソッドでどんな生徒さんでもその才能を開花させ・伸ばしてきました。 そのメソッドを「音楽講師養成講座」でお伝えしていきます。

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コメント

  1. 山田由美 より:

    本番に向けての言葉かけ
    「三位一体」の取り組みと ルーティン 正の連鎖
    子どもが 好きで楽しめる 言葉かけ 環境作り

    家での取り組みには 具体的な内容をはっきり伝えることをしていきます

    子どもの能力のボーダーライン 保護者への言葉かけ 変に気を遣うと 成功を受けとる準備が出来ないですね ありがとうございました 頑張ります‼️